「あぁああああぁあっちィィイ〜」
「うぇええぇぇえ〜」
「なんだよこのサウナ並・・・いやサウナを越えた暑さは・・・」
「うっせぇよオメーら!こん位の暑さでウダウダしてんじゃねーよ。廉を今度こそ負かすんだろっ」
「・・・んなこと言ってもなァ。実際アチーし。」
「っつーかあいつらの埼玉のが涼しーんじゃねーの?」
「・・・そ、そんなこと知らねぇっ!とにかく!野球だ、野球!!」



夏の日の、涼しい時間なんてほんの短時間に限られている。朝練から昼、休憩を挟んで
午後練。昼食後の日照りなんて、意識は遠のくはビキニのねぇちゃんの幻影が見えるやら
吐きそうになるやらでもういっぱいいっぱいだ。
冬は冬で、空っ風という厳しい自然現象に見舞われる群馬だが。夏もそりゃもうひどい猛暑で。
他愛もない話をしたり、何だかんだ文句は言っても、結局時間を惜しむようにだくだく汗を流しながら
体を動かしていた部員たちではあったけれど。さすがに長時間に及ぶ炎天下の練習で集中力までもが溶けてきたようだ。
だって、そりゃあこの太陽じゃ。


「ア〜まじ海いきてェェ〜」
「同じ炎天下でも、ビ〜チで過ごしてェエ〜」
「ビキニのねーちゃん見てェェエ〜」
「ひと夏のアバンチュ〜ルしてェェエエ〜」
「オレも〜」
「俺も〜・・・!」
「恋してェエ〜」
「・・・ナマイキ言ってんじゃねぇっ!白球に恋すりゃいーだろ!」
「いや、俺白球はちょっと。」
「ありえねぇえー」
「信じらんねぇえー」
「むなしぃい〜」
「ビキニ〜」


そんなクソにもミソにもならない話をしていると、
蚊帳の外からフワァアアとこの場にそぐわない大きなあくびがひとつ、
聞こえた。
なんだよ、この有意義な討論の最中に間をさす不届き物は・・・



「織田かあ・・・。」
「あ、織田!オマエはどうなんだよ。」

織田なら対・叶戦の強大な援軍になるのではと思い当たって、部員の何人もが顔がくっつきそうな距離まで織田に駆け寄り、話をもちだす。遠目から見ると、ひときわ身長の高い織田を数人で囲み、まるで逆カツアゲをしているみたいな有様に見えなくもない。

「あ?何が?」
「いや、ビキニのねーちゃんと白球、恋するならどっちがイイ?的な話を・・・」
「もちろん織田はビキニねーちゃんだよな!??」
「ハァ?!織田は白球に決まってんだろ!こんな暑苦しい顔してんだから!」
「いや・・・叶・・・顔は関係ないやろ。さすがに。」
「それはおいといて!織田、おまえはどっちなんだよ!」
「白黒はっきりさせろよ、男なら!!」
「あぁー・・・いや、俺も白球でいいや。恋人。」


「エェエエエェエエッ」
「あーりーえーなーい〜!!」
「織田、おまえ顔だけじゃなくソッチまで枯れてしまったのか?!!!それでいいのか?!」
「あ!っつーかおめー、彼女いるとかゆーウワサあったじゃねぇか!」
「アレどーなんだよ!」
「そーだよ!ずりーよ一人だけ抜け駆けなんて!」
「えぇ。そんなん知らへんがな。今初めて聞いたし。

「・・・!織田・・・!お前もか・・・!・・・そうか・・・」
「織田でもか・・・。なら・・オレらがアレでもしょうがないか・・・。」
「うん・・・オマエも・・可哀想な奴だったんだな・・・。」
「イヤイヤイヤ。ちょお、おまえら何話してんねん。」
「まぁまぁ、照れんなよ。」
「そーだよ。オマエもそんな顔してまだ俺らとタメだもんな・・・!」
「花の十代だもんな・・・!そんなフケ顔でもな・・・!」
「まぁ、ホラ!元気だせよ!」
「あぁ〜ッ!なんかオレも勇気湧いてきた!」
「俺も!」

「えっ・・・ていうか何で俺だけそんな酷い言われようなん・・・」
織田の切ない一言は、目に輝きを取り戻した叶の声によって掻き消された。

「おぉ・・・!みんなその調子だ!よぉーし!このままグラウンド30周・・・!」
「えぇえぇえええ !叶、俺らの話聞いてた??!!!」

こうして、ひと夏の午後はゆっくりと過ぎていく。
将来のことなんて何もわからないけれど、まっすぐに野球に向かい合うのが一番たのしい。
あぁどうか、来年も皆とここでこうしていられますように。



・・・なんでしょうこれは?(・・・・・・)
完成度はともかく、便座に座りながら思いついた(ひどー)かの誕文です。
ちっともオダカノのスメルがしません。乳繰りあったりするようなオダカノも好きです。織田よりたくましいかのたんも好きです。
真っ白なかのたんの内腿も大好きです。・・・何かもう何書けばいいのかわからなくなってきた!
かのたん、お誕生日おめでとうございます!

@20050712
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